医療用ガスボンベ
医療用ボンベといえば・・・
⚫︎酸素ボンベ
⚫︎二酸化炭素ボンベ
⚫︎液化亜酸化窒素(笑気)ボンベ etc
たくさん種類があると思います。
病院のみならず、工場などで使われていたりしており、多くの人が見ているのではないかと思います。
今回は現場でよく使う酸素ボンベの特徴と、使い方を勉強していきましょう!
酸素ボンベ
気体の状態でボンベ内に充填してあり、火を近づけると燃えます。化学で「支燃性」っていうみたいです。
ボンベの色は黒色!←check!
病棟では酸素療法で使われていたり、手術室では手術終了後に2-3L程度(その時の状態によりますが)流量を流しながら退出していたり。患者さんの酸素濃度を管理するための使用が主です。
ドラマなどで、マスクをつけて搬送する場面をよく見かけますよね。
医師「酸素3L流しといて!!」
看護師「わかりました!」
みたいな笑
では、酸素を3L流した場合、酸素ボンベ1本では何分持つかさっと計算できますか?
さっと言えたらかっこいいですよね!やってみましょう!!
酸素ボンベ計算方法
計算をする前に、頭においておいて欲しいことがあります。
医療系に限らずですが、計算をする時には「単位」に必ず注意してください!
計算はあってても、単位一つで全てが狂います。過去にたくさんのインシデントやアクシデントの原因になっているので・・・
では、いきましょう!
ボンベ残量(L)=ガス内容積(L)×ボンベ残圧(Mpa)×10
この計算式を使って実際にやってみましょう!
まずは、満タンの状態での酸素ボンベの酸素の残量は
3.5(L)×14.7(Mpa)×10=514.5L
だいたい満タンで500L程度
500L×0.8=400L
400L/3L=133分
だいたい約2時間くらい使えますね!
気づいた人もいると思いますが、計算途中での0.8は安全係数です。余裕をもつためと思っておいてもらえば大丈夫です。
残圧に関しては、ボンベのバルブ近くにメーターがあると思います。それを見て計算できます。
搬送用の呼吸器などでは必要な酸素流量が桁違いに多いのですぐに酸素ボンベが空になってしまいます。しっかりと計算して余裕をもっていきましょう。
酸素ボンベを使う上での注意点
- 保管場所は火気のないところで、横に倒して
転倒によりボンベが破損します。 - MRI検査のときはボンベ禁忌
安全研修などでよく耳にしたことありますよね。高磁場によりボンベが引き寄せられ大変な事故につながります。 - バルブを開閉はしっかりと
開けっぱなしで使いたい時に使えないのが1番つらい・・・。残量の確認はしっかりと!
まとめ
- 酸素ボンベの色は黒色
- 計算式:ボンベ残量(L)=ガス内容積(L)×ボンベ残圧力(Mpa)×10
- 使用するなら火気のないところで、MRIは禁忌
さっくりと書きましたが、酸素ボンベ以外のボンベなどで計算方法などは違います。
時間があれば、追記したいと思います。
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